ステージだより

2019年11月 7日
山口堅造・みちよ鍛金展 始まりました

紅葉も深まり、ステージの窓から見える風景はすっかり秋色です。

木々の下から空が垣間見えるようになってきましたが、ウチワカエデの赤はまだまだこれからというところ。

秋晴れの心地よい日差しの中、山口堅造・山口みちよ「ふたりの鍛金展」が始まりました。

お二人はご夫婦で、堅造さんは八ヶ岳倶楽部創立メンバーのお一人です。

DSC_0134.jpg金属を金槌で叩いて形づくる「鍛金(たんきん)」。銅のやかんやお鍋の技法として有名です。

堅い金属を叩くことで、こんなに様々な、時にシャープで、時にやわらかい形が出来るのかといつも驚かされます。

DSC_0179+1.jpg今回堅造さんの作品で目を惹くのは透かしの作品。

細かな模様を一つ一つ糸鋸で抜いたお皿は、影まで芸術品。

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和菓子を置いても、小物置きとしても。

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五枚一組の茶托も、金属の冴えた高級感があるので、茶托以外の用途に使っても違和感がありません。

秋の今頃は外で見つけたどんぐりやまつぼっくりを飾るだけでも絵になります。

DSC_0157.jpgDSC_0169.jpgめだかの遊ぶ可愛らしい器や、幾何学模様が踊るポップな器も、金属の落ち着いた色合いで上品な仕上がりです。

和にも洋にも合わせられる不思議な魅力があります。

DSC_0184.jpgDSC_0185.jpg直火にもかけられるやかんは銅製。銅は熱伝導率が良く、湯が沸くのも早いです。

(取っ手も熱くなりますのでご注意ください。)

手作りならではの遊び心ある形と技術の高さから来るシャープなラインは唯一無二の一生もの。

蓋のつまみにも細かな細工が施されています。

DSC_0186.jpgやかんを小さくしたような急須も、ある様でない、コミカルさと真面目さが同居したフォルム。

軽くて丈夫なのも嬉しいところ。

DSC_0122.jpgDSC_0214.jpgDSC_0130.jpgオブジェとしても美しい堅造さんの花器。

金属でしか出せない形状と質感は、枯れ枝一本でも格好よく、空間を引き締めてくれます。

DSC_0172.jpg緑青で彩られたこちらの壁掛け花器は小振りながら目を惹きつける静かな美しさがあります。

スタッフ南村さんのお気に入り。

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此方は大振りの花器たち。

緑青は鉄錆とは違い、表面が酸化して本体を腐食から守ろうとしている状態。

水を傷みにくくしてくれる銅なら、生花も長く楽しめます。

DSC_0195.jpgDSC_0146.jpg花がある時、ない時、一粒で二度おいしいオブジェでも花器でもある作品たち。

どうやって花を活けるのか? 是非実際に確かめに来て下さい。

DSC_0218.jpgレンコンをモチーフにしたこちらの大振りの器も、デザインの可愛らしさと金属の重厚さがマッチした一品。

DSC_0124.jpgDSC_0123.jpgみちよさんのサイドテーブルとのコラボレーションは一見すると、一つの現代芸術作品のようですね。

量産的な工芸品とは一線を画すスマートさを持ちながら、日常の中の「用の美」も失わないのがお二人の作品の共通点。

DSC_0207.jpgDSC_0230.jpg堅造さんの花器が花が無くても楽しめる美しさであるなら、みちよさんの花器は花を活ける楽しさを増してくれる美しさであるように思います。

どんな花を活けようか?

此方の「花の塔」シリーズは籠の鳥のように小さな花を活けても、大胆に蔦や枝物をまとわせても映えそうです。

DSC_0144.jpgDSC_0215.jpg籠シリーズは、豪華な花をたっぷり活けても、写真のように一枝だけや、落ち葉を詰めても楽しいですね。

DSC_0199.jpgDSC_0219.jpg手に取りやすい小さなサイズは支柱自体がまるで額の様に、花を際立たせてくれます。

DSC_0235.jpgDSC_0204.jpgDSC_0211.jpg金属のアウトラインがもつ冷たさと、手作りの揺らぎと質感のあたたかみ。

モダンでいて、日常生活に寄り添ってくれるような優しいデザイン。

DSC_0165.jpgDSC_0137.jpg鉄という重厚な素材と絶妙にマッチしたみちよさんの繊細なデザインの愛らしさは、鏡にも。

DSC_0170.jpgDSC_0237.jpg愛らしい香立てや、小さな衝立。

DSC_0160.jpgシンプルでいて印象的なポストカード置きは、手紙や書類の一時的な保管にも使えそうです。

DSC_0177.jpgウィンドチャイムの、チャイム部分は真鍮製。高くて澄んだ可愛らしい音がします。

強力な磁石でくっつく、優れものです。

DSC_0226.jpgギャラリーでもお預かりしている茶筒は様々な金属の色合いが、経年で変化していくもの。

真新しいぴかぴかの筒が使っていくうちに、馴染んで風合いを変えていく時間も楽しみに出来そうです。

DSC_0228.jpg窓から見える紅葉も合わせて、美術館のようなステージ展示になりました。

ダウンやマフラーなどお持ちになって、是非秋の気持ちいい森の空気ごと、楽しみに来てください。(有安)


山口堅造 山口みちよ 「二人の鍛金展」

11月7日(木)~11月12日(火)
平日 10:00~17:30 土日祝 9:00~18:30 
最終日16:30まで

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