ステージだより

2019年10月17日
裂織ちゃんちゃんこ展はじまりました

例年よりも紅葉の遅い八ヶ岳倶楽部ですが、日当たりの良い場所のウチワカエデやヤマボウシから、緑の中に鮮やかな赤が垣間見えるようになってきました。

緑から黄色、赤。夏から秋を凝縮したような色の詰まった落ち葉を探すのも楽しい季節です。

ステージでは、そんな色と季節の変化の面白さにぴったりな展示が始まりました。

IMG_8195.jpg棚機津女さんの「裂織ちゃんちゃんこ展」

機を織る女性、という意味のお名前の示す通り、裂織を中心にして作品を作られる棚機さん。

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「裂織」は裂いた布を使った織りもの。

綿や絹の古布を裂き紐状にしたものを、主に横糸に使って織った織物です。

本来は古い布を再利用するために使われていた技法ですが、棚機さんはそんな日本の"もったいない"の伝統を現代、そして後世に伝えたいと作家活動をされています。

IMG_8184.jpg元々東北地方が発端だそうで、北欧でも「裂織」があるのだとか。

寒さの厳しい地域から生まれた暮らしの知恵なのかも知れません。

事実、羽織ってみると見た目よりもずっとしっかりと暖かく感じられます。

IMG_8170.jpgIMG_8171.jpg裂織特有の糸同士の立体感や色合いの変化が特徴です。

特に棚機さんの作品は色の組み合わせが個性的で美しく、一枚羽織れば印象的なコーディネートが決まります。

IMG_8197.jpgIMG_8212.jpg一枚ずつご紹介しきれない数です。

全て全く印象が違うので、試着してみるとそのバリエーションに驚きます。

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右は縦糸に美濃和紙を使ったという作品。非常に軽く、縦横の色の交じり合いが素晴らしい作品。

左は今回のDMにも使われたちゃんちゃんこで、襟をめくると裏地の模様が印象的。「着て、動きたい」と思える一枚です。

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ちゃんちゃんこというと部屋着、防寒着のイメージが強いかもしれません。

しかし棚機さんの作品は伝統を感じさせつつも、モダンでファッショナブル。

IMG_8189.jpgIMG_8167.jpgIMG_8141.jpgロングにショート、フード付き、ベストタイプ、形も色もどれも一品もの。

裏地の鮮やかな色が覗くものも可愛いですね。

IMG_8148.jpgIMG_8204.jpgIMG_8205.jpg鞄やリュック、ポーチも人気です。

丈夫でありながら、ぐっと目を惹く仕上がり。

IMG_8163.jpgIMG_8154.jpgIMG_8202.jpg今回はブローチを沢山お持ちいただきました。

帽子に付けても、かばんに付けても、襟もとに付けても、ぱっと華やかにしてくれます。

此方も一点ずつ全て違いますので、お似合いの色がきっと見つかる筈。

IMG_8185.jpgIMG_8187.jpgエプロンやマフラーも楽しい作品が目白押しです。

デザインは個性的ですが、カジュアルな格好でも、スーツライクな格好でも、意外なほどまとまるのは日本の伝統の親和性が随所に滲むからでしょうか。

IMG_8216.jpgIMG_8215.jpgちゃんちゃんこと一緒に展示されているのは帽子作家、荒木賀野さんの作品。

IMG_8199.jpgIMG_8200.jpgIMG_8201.jpg柳生のママさんもお気に入りだった帽子たちは、上品で華やか。

ちゃんちゃんことの組み合わせを考えるのも楽しいです。

IMG_8166.jpg温故知新、という言葉がぴったりな棚機さんの作品。

棚機さんのお人柄も明るく、親しみやすく、とても素敵です。

色や形に迷う方は、是非お喋りしながら気になるものをお試しください。

羽織ってみればその魅力がぐっと広がる作品ばかりです。

IMG_8142.jpg愉しさの詰まった棚機展、スタッフ一同もお似合いの一点選びにわくわくしながら、お待ちしております。(有安)


「裂織 ちゃんちゃんこ展」
10月17日(木)~10月29日(火)
平日 10:00~17:30 土日祝 9:00~18:30 水曜定休  
最終日16:30まで

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