ステージだより

2019年8月 1日
途季の色を探して...高泉幸夫 水彩画展始まりました

各地で30℃を超える猛暑日が続いておりますが、標高1300mの八ヶ岳倶楽部では山のふもとと10度以上も温度が違います!

木漏れ日もますます輝いて、涼しく気持ちの良い夏の明るさを楽しんで頂けます。

さて、そんな輝く森の中、ファン待望の高泉幸夫さんの水彩画展が始まりました。

DSC_0021.jpg水彩画というと淡い画風を思い浮かべる方も多いかもしれません。
高泉さんはそれとはまったく違ったスタイルで色を何層、何十層も重ねる独自の描き方。

それ故に深い奥行と落ち着きが感じられ、緻密で繊細な筆運びはずっと眺めていても飽きさせません。

DSC_0057.jpg高泉さんは年に1度八ヶ岳倶楽部だけでしか個展を開かない作家さん。倶楽部の森を愛してやまない方のお一人です。

DSC_0045.jpgDSC_0012.jpg倶楽部百景図はシリーズ総数でいえば既に百を超える人気シリーズ。

朝、昼、夜、木漏れ日の、霧の、春の、夏の、秋の、冬の、様々な倶楽部の庭の一瞬を切り取ったような作品たち。

「こんな八ヶ岳倶楽部の風景、あるある」と感じる画面が沢山。

DSC_0013.jpg倶楽部に慣れ親しんだ方はもちろん、初めていらっしゃった方でもハッとするリアリティと幻想的な色の美しさが共存しています。

DSC_0009.jpgDSC_0010.jpgこちらは倶楽部からもほど近い吐竜の滝がモチーフ。

細く糸を分ける滝のざわめきが聞こえてくるようです。

DSC_0016.jpgDSC_0015.jpgDSC_0025.jpg奥深い色はベースとなる地塗りを最低30回は重ね、多い時には100層近くにもなるのだそうです。
それから風景や花々を描いてゆきます。

DSC_0032.jpgDSC_0049.jpgこれだけ多く絵具を重ねると、紙が壊れてしまわないのか、色が濁ってしまわないのか、と思いませんか?

高泉さんは10年の歳月をかけ、紙の種類から始まるオリジナルの描き方を研究したそうです。
そしてその間作品を発表しなかったというから驚きです。

DSC_0003.jpgそんな高泉さんの細部に至るこだわりは絵の大きさに関わらず発揮されています。

星空や夕暮れ、月を描いた作品は暗闇の中で淡く光ります。

夜でも楽しめる絵画たち。

DSC_0020.jpgDSC_0024.jpg幻想的に淡く光る絵を眺めながら眠る、とびきりの贅沢が楽しめます。

晩酌のお供にもぴったりですね。

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DSC_0031.jpgDSC_0037.jpgお花を主役に据えた作品は、バラやクリスマスローズ、アジサイからすみれやタンポポ、オダマキやカタバミなど多岐にわたります。

DSC_0004.jpg精密に描かれた作品は、たとえ落ち葉一枚でも本当に見飽きません。

DSC_0029.jpgこちらの四つ葉のクローバーは背景にラメを施した愛らしい一枚。

DSC_0007.jpg同じモチーフでも背景とタッチの変化でがらりと雰囲気が変わります。

DSC_0011.jpgDSC_0033.jpg

この澄んだ空気感、吸い込まれそうな奥深さや静謐さは写真ではお伝えしきれません。

今回ばかりは明るい木漏れ日の映り込みが悔しい展示です。

DSC_0038.jpgDSC_0055.jpg常設で高泉さんの作品をお預かりしている八ヶ岳倶楽部でも、一度にこれだけの点数を見比べて楽しんで頂けるのは一年に一度だけの機会です。

他では見られない魅力的な水彩画たちを、是非直にご覧にお出で下さい。(有安)


「途季の色を探して...高泉幸夫 水彩画展」

8月1日(木)~8月14日(水)

7(水)定休。 9:00~18:30  最終日16:30まで

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