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ステージだより

2019年8月15日
職人の仕事展「夏」が始まりました!

台風の雨風にも負けず、緑のピンと張った森の中、元気に始まりました職人の仕事展「夏」!

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今年はギャラリーブースでの展示を合わせ総勢6名の職人さんが参加です。

ステージでご紹介するのは
三宅治良(ステンドグラス)
赤木雄一(トンボ玉)
櫻井満(陶芸)
大山文女(陶芸)
丹野幸広(サンドブラストアート)
の5名!(敬称略)

職人さんの実演もあるこの展示、所狭しと並べられた作品群は見ごたえたっぷりです。


始めに紹介しますのはギャラリーでもお馴染みの三宅治良さん。

新潟県にアトリエを構えステンドグラスを制作されています。

DSC_0059.jpgガラスは冷たい印象の強い素材ですが、三宅さんの作品はどこか温かみを感じるデザインが多く、優しい光がほっと出来るゆったりとした空間を演出します。

DSC_0060.jpgDSC_0061.jpg三宅さんは住宅の窓にパネルを施工する仕事がとても多い作家さんです。

DSC_0063.jpg窓の制作に関してはギャラリー店内、いたるところの窓や扉に素晴らしい例がありますので、そちらも合わせて是非ご覧下さい。

ごく小さなものから広い窓いっぱいのサイズまで、好きなモチーフや好みのお色をご相談することも勿論可能です。

シンプルなデザインでも驚くほどお部屋の風景が変わりますよ。


続いてご紹介するのは赤木雄一さん。

とんぼ玉の作家さんです。

DSC_0092.jpg紀元前1500年頃から現代まで作り続けられているとんぼ玉。

小さなガラスの中で複雑に色が重なり合う芸術品です。

DSC_0077.jpgそんなトンボ玉と赤木さんの出逢いはアフリカ、ガーナ。

赤木さんが青年海外協力隊として派遣された際、原住民の方々に代々受け継がれているトンボ玉の魅力の虜になったそう。

DSC_0080.jpgDSC_0085.jpg僅か数センチの世界の中で花が咲き、虹がかかり、幾何学模様が踊ります。

自然石と組み合わされたネックレスやブレスレットは小さくても贅沢な作りです。


櫻井満さんは、わらの灰釉など、天然素材を活かして器を制作される陶芸家です。

DSC_0065.jpg自然から生まれたシックな色合いにはどんな素材も美しく映え、料理を引き立てます。

DSC_0072.jpg軽さも使いやすさの重要なファクター。

櫻井さんの陶器は見た目は重厚ですが、手に取ると驚くほど軽くつくられています。

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ろくろや手びねりと炎の力で生まれる自然な歪みやカーブもまた手になじみます。

毎日使う器だから本当に気に入ったものを使いたいですね。


大山文女さんは桜井さんの奥様で、こちらも陶芸家。

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文女さんの魅力は何といっても緻密で丁寧な絵付けの器。
磁器などにも使われる呉須は白い生地と透明な釉の下では鮮やかな青紺に発色しますが、文女さんの筆は陶の柔らかい色合いの上で優しい藍色を見せてくれます。

DSC_0089.jpgDSC_0091.jpgセピアな色合いも伝統的な柄を踏襲したデザインも、時代物の雰囲気を感じさせます。

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そんなレトロな雰囲気が、現代の食器の中ではむしろ新鮮に映ります。

櫻井さんの器と合わせて、日常の「ケ」の食事でたっぷり使いたい愛らしい食器たち。 


続きまして丹野幸広さん。

DSC_0095.jpgサンドブラストアートの作家さんです。

サンドブラストは、ガラスの表面に砂などの研磨剤を吹き付け彫刻する技法。

DSC_0102.jpgDSC_0103.jpg一度きりに限らず、彫刻を重ねたりぼかしたり......丹野さんの作品の繊細なデザインには目を見張ります。

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自然の動植物を中心に奥行きのある陰影のあるものから、きりっとした線画調のものまで、様々です。

ガラスを削りだしたエッジも丁寧に処理してあるので、触った時に手に引っかかるような感触もありません。

DSC_0110.jpgこちらのワイングラスは台座の部分にまで彫り込まれた贅沢なローズ柄。

こんなグラスを使えば、家で飲むお酒ももう一つランクアップ。丁寧な暮らしを楽しめそうです。


どの作品も手にとって、作家さんご本人からお話を聞きながらお選びいただけます。

DSC_0112.jpgDSC_0113.jpg実演も必見! どんな作品が出来上がるのか......楽しい展示になっております。是非足をお運びください(有安)

 


「職人の仕事展 夏」

8月15日(木)~8月20日(火)

9:00~18:30  最終日16:30まで

 

 

2019年8月 1日
途季の色を探して...高泉幸夫 水彩画展始まりました

各地で30℃を超える猛暑日が続いておりますが、標高1300mの八ヶ岳倶楽部では山のふもとと10度以上も温度が違います!

木漏れ日もますます輝いて、涼しく気持ちの良い夏の明るさを楽しんで頂けます。

さて、そんな輝く森の中、ファン待望の高泉幸夫さんの水彩画展が始まりました。

DSC_0021.jpg水彩画というと淡い画風を思い浮かべる方も多いかもしれません。
高泉さんはそれとはまったく違ったスタイルで色を何層、何十層も重ねる独自の描き方。

それ故に深い奥行と落ち着きが感じられ、緻密で繊細な筆運びはずっと眺めていても飽きさせません。

DSC_0057.jpg高泉さんは年に1度八ヶ岳倶楽部だけでしか個展を開かない作家さん。倶楽部の森を愛してやまない方のお一人です。

DSC_0045.jpgDSC_0012.jpg倶楽部百景図はシリーズ総数でいえば既に百を超える人気シリーズ。

朝、昼、夜、木漏れ日の、霧の、春の、夏の、秋の、冬の、様々な倶楽部の庭の一瞬を切り取ったような作品たち。

「こんな八ヶ岳倶楽部の風景、あるある」と感じる画面が沢山。

DSC_0013.jpg倶楽部に慣れ親しんだ方はもちろん、初めていらっしゃった方でもハッとするリアリティと幻想的な色の美しさが共存しています。

DSC_0009.jpgDSC_0010.jpgこちらは倶楽部からもほど近い吐竜の滝がモチーフ。

細く糸を分ける滝のざわめきが聞こえてくるようです。

DSC_0016.jpgDSC_0015.jpgDSC_0025.jpg奥深い色はベースとなる地塗りを最低30回は重ね、多い時には100層近くにもなるのだそうです。
それから風景や花々を描いてゆきます。

DSC_0032.jpgDSC_0049.jpgこれだけ多く絵具を重ねると、紙が壊れてしまわないのか、色が濁ってしまわないのか、と思いませんか?

高泉さんは10年の歳月をかけ、紙の種類から始まるオリジナルの描き方を研究したそうです。
そしてその間作品を発表しなかったというから驚きです。

DSC_0003.jpgそんな高泉さんの細部に至るこだわりは絵の大きさに関わらず発揮されています。

星空や夕暮れ、月を描いた作品は暗闇の中で淡く光ります。

夜でも楽しめる絵画たち。

DSC_0020.jpgDSC_0024.jpg幻想的に淡く光る絵を眺めながら眠る、とびきりの贅沢が楽しめます。

晩酌のお供にもぴったりですね。

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DSC_0031.jpgDSC_0037.jpgお花を主役に据えた作品は、バラやクリスマスローズ、アジサイからすみれやタンポポ、オダマキやカタバミなど多岐にわたります。

DSC_0004.jpg精密に描かれた作品は、たとえ落ち葉一枚でも本当に見飽きません。

DSC_0029.jpgこちらの四つ葉のクローバーは背景にラメを施した愛らしい一枚。

DSC_0007.jpg同じモチーフでも背景とタッチの変化でがらりと雰囲気が変わります。

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この澄んだ空気感、吸い込まれそうな奥深さや静謐さは写真ではお伝えしきれません。

今回ばかりは明るい木漏れ日の映り込みが悔しい展示です。

DSC_0038.jpgDSC_0055.jpg常設で高泉さんの作品をお預かりしている八ヶ岳倶楽部でも、一度にこれだけの点数を見比べて楽しんで頂けるのは一年に一度だけの機会です。

他では見られない魅力的な水彩画たちを、是非直にご覧にお出で下さい。(有安)


「途季の色を探して...高泉幸夫 水彩画展」

8月1日(木)~8月14日(水)

7(水)定休。 9:00~18:30  最終日16:30まで

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