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ステージだより

2018年8月 9日
途季の色を探して・・・高泉幸夫 水彩画展

木陰が涼しく落ち着いた雰囲気は雑木林の夏の風景です。
そんな中ステージでは夏の風物詩ともなっている高泉幸夫さんの水彩画展がはじまりました。
高泉さんは年に1度八ヶ岳倶楽部だけでしか個展を開かない作家さん。倶楽部の森を愛してやまない方のお一人です。

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水彩画というと淡い画風を思い浮かべる方も多いかもしれません。
高泉さんはそれとはまったく違ったスタイルで、頑丈な版画用紙に水彩絵具を何層、何十層も重ねる独自の描き方。
作品は風景画や植物が多く描かれています。静かな空気感や深い奥行を感じ、皆さま思わず息を呑んでご覧になります。

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今回の新作には月図に代表される、夜電気を消すと絵が光る作品が沢山あります。
光り方が本当に素敵で、中には「これを見ながらお酒を飲むよ」という方もいらっしゃいました。
昼間と夜と、一枚で二度楽しめる絵画です!

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ひとつひとつじっくり見ると、本当に細かく丁寧に描かれています。
高泉さんの絵を見ていると気持ちが落ち着いてくるのは私だけでは無いのでは!?
感じ方は観る方それぞれのものでもありますね。是非お気に入りを探してみてください。(南村)

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途季の色を探して・・・高泉幸夫 水彩画展
2018年8月9日(木)~8月20日(月) 最終日午後5時までです。

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2018年8月 2日
「木と布二人展」藤井慎介・木工&影山秀雄・染織

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いよいよ8月に入りました。八ヶ岳倶楽部の森ではフシグロセンノウやレンゲショウマの花が咲き始め夏真っ盛りです。
そんな中ステージでは「木と布の二人展」が始まりました。
作家さんは木工の藤井慎介さん、染織の影山秀雄さんのお二人です。


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藤井さんは視点がとても面白く、ちょっと普段想像するものと違う家具を作られます。
テーブルや椅子の他にコートハンガーや本棚、中にはスリッパストッカーや鍵のスタンドなど発想力に驚きます。

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縦横定規をひいたり、ちょっと曲線を入れただけでは出来ない不思議な形。
微妙な角度や木と木の継ぎ合わせ方が匠で、一点一点丁寧に作られたものだなと感じさせてくれます。

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また藤井さんの特徴は塗装に漆を使っているところです。
ニスやオイルとも違うのですが、だからといって漆器の様なものとも違っています。

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こんなところも他にない雰囲気の家具になっているのだろうと思います。
椅子は安心して身を任せられる安定感があり心地よく感じます。

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食卓の椅子では自然と姿勢が良く座れて食事が美味しく頂けそうですよ!
丁寧な作りでありながら神経質でないところも藤井さんの作品の魅力です。
眺めて美しく、触れて心地良い家具は毎日の暮らしを豊かにしてくれそうです。

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食器や花入れなどの作品もとっても魅力的。
漆は顔料など他の素材を混ぜて色や質感を演出するようですが、実に様々な表情を持っています。
ノミの跡が残っていてる形は陶器の様な雰囲気や金属の様な質感も併せ持っています。
手に取るとその軽さで木だと分かるのですが、なんとも不思議な感覚でお料理やお酒を試したくなってしまいます。
藤井さんはステージ初登場の作家さんでもあられます。

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次にご紹介するのは影山秀雄さんです。影山さんはお父様の代から続く織物工房をされています。
伝統的に続けておられる着尺や帯が今年も登場し、美しく織り込まれた作品からは凛とした空気感が伝わってきますね。

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影山さんの暖簾のファンだという方もいらしゃるのではないでしょうか。
絣という技法を使って浮かび上がった幾何学模様や富士山が実に清々しく感じられます。
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暖簾は糸に麻を使う事が多いそうで、それはくぐった時の手さばきが良くなるんだとか。確かに木綿ではその様にはいかないですね。
また透け感も心地よくステージでは奥の森の気配が伝わってきて来ます。

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テーブルランナーやコースターなど普段の生活で使いやすい作品もございます。
サイズや色使いが豊富で選ぶ楽しさがありますよ。

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藍で染められたものの他に赤茶や鶯色のものがありますが、これは顔料で糸を染めたものを使用しているそうです。
発色がよくマットな質感が独特で、和風の空間にも、また使い方次第で洋風の空間にも似合いそうですね。

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コットンのストールやカシミヤのネックウォーマーもございます。
綿はその肌触りがとっても落ち着きますね。この時期にカシミヤ?と思われるかも知れませんが、冷房の効いた場所で重宝してくれます。
また畳むと小さくなるのでいつでも鞄にいれて持ち運べます。

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綿や麻、絹以外にも糸はありますが、今回是非ご覧頂きたいのが蓮の繊維を紡いで糸にし織られたストールです。
蓮の茎を折った時に出てくる非常に細い繊維を板の上で撚り重ねていくそうです。気が遠くなる様な作業ですね。
そんな糸からつくられたストールは独特な質感でしっとりとした感じです。

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お二人の作品の共通点は凛とした気持ちの良い空気感があるところです。
夏の八ヶ岳で藤井さんと影山さんの清々しい作品を是非ご覧ください!(本間)


藤井慎介・木工×影山秀雄・染織
「木と布二人展」
~調和するモノとヒトの豊かな関係~
8月2日(木)~8月8日(水)
最終日は午後5時迄となります

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