ステージだより

2016年9月23日
法嶋二郎・米倉健史 木工家具と染布の風景画二人展

20160921-22 (9).jpgなかなか晴れない八ヶ岳、こういう時は雨をゆっくり味わおうと思います。
ステージでは2013年度以来2回目の開催となる法嶋二郎さん米倉健史さんの2人展が始まりました。
とても雰囲気のある空間になりましたよ!

20160921-22 (14).jpg最初にご紹介するのは法嶋二郎さん、木工の作家さんです。
平滑で繊細な家具は一目で丁寧なつくりだと分かります。

DSC_6720.jpg
20160921-22 (17).jpg
法嶋さんは「ほぞ組み」という方法を上手く使って作品を作られます。
ほぞ組みをとても簡単に言うと四角い穴を開けたところに四角い材料を噛まして接合する方法です。
日本に古くからある方法で種類も沢山あるそうです。
大事な接合部分は隠れてしまう為巧みな技術が紹介出来ず残念ですが、逆にネジの目隠しなどが無くどの角度から見ても美しいのですよ!
木組みの部分は緩んでこないので、テーブルや椅子は長く使っていただくとその良さが分かって頂けると思います。

20160921-22 (15).jpgテーブルは食事だけでなく手紙を書いたりパソコンを使う方も少なく無いのでは?!
無垢の木の家具は手触りも良く、日々のどんな作業も楽しい時間になりそうです。

20160921-22 (16).jpg20160921-22 (19).jpgDSC_6712.jpg20160921-22 (30).jpg椅子もとても精工にできています。
またのみや鉋の跡を残すのも法嶋さんの特徴、手触りが心地良く感じます。

20160921-22 (33).jpg畳や絨毯の床でも椅子を引きやすいアイディア作品。
見た目の美しさと使いやすさ両方を追求する法嶋さん。どんな作品にもそれを感じる事が出来ます。

20160921-22 (10).jpg20160921-22 (20).jpg20160921-22 (21).jpgフォトフレームや時計はギャラリーでも人気の作品。
カトラリーもアイディアが詰まったものばかり。
ジャムの瓶の形に合うジャムスプーン。鍋は底や胴の形が様々ですが、きちんと対応してくれるターナーなど本当に使いやすい道具たち。小さなバターナイフまできちんと鉋で削った跡が残っていて、嬉しい気持ちになりますね。

20160921-22 (18).jpg20160921-22 (32).jpg元々ミュージシャンだった法嶋さん、凄くよく出来たギタースタンドはステージ初登場。コンパクトに織りたたむ事が出来ます。

20160921-22 (22).jpg20160921-22 (23).jpg20160921-22 (25).jpg
ワゴンはアイアン作家さんとのコラボレーション。アイアンとの組み合わせだから出来る形とユニークな形が楽しい作品です。
古くからの技術を使い、新しい形を表現する法嶋さんの木の作品です。


20160921-22 (37).jpgさて次にご紹介するのはキルトアート作家の米倉健史さんです。
キルトで描かれた絵は、空気の温度や季節の光、香りまで思い起こしてくれるそんな作品です。

20160921-22 (40).jpg20160921-22 (31).jpg布を染めるところから始まる作品づくり。例えば同じ緑でも、実に沢山の複雑な色合いの緑があるのが分かりますね。

20160921-22 (3).jpg20160921-22 (5).jpgまたひと針ひと針丁寧に縫ってあり、作り手の温もりが作品の温かさにもなっている気がします。
時には糸の光沢が活かされた作品も。

DSC_6865.jpg20160921-22 (7).jpgステージ入って正面はドクダミの絵、白い凛とした花と赤っぽい茎は雰囲気が良く出ていますね。

20160921-22 (8).jpgアクセントになっている柄は近付いて見てみると繊細で美しい配色が本当に見事。作者のこだわりが感じられる作品です。

20160921-22 (11).jpg20160921-22 (45).jpg人は描かれていませんが、自転車や椅子などが絵の中に登場し気配が感じまれます。

20160921-22 (35).jpg20160921-22 (42).jpg20160921-22 (43).jpg見る人の記憶や思い出に中にある風景と作品がリンクするから、皆さんどこか懐かしと見て下さります。
私も北海道に住んでいた事があり、こんな風景があったな、こんな夕日見た事あるな、なんて思ってしまいます。

絵には詩が添えられており、とっても素敵ですよ!


20160921-22 (29).jpg

「やあ、久しぶり」
爽やかな
風に誘われ
近くを散策

訪れる季節
いつも同じ場所に
必ず咲いてくれる
名も知らぬ小花達
今年も会えた

風にのって歩いていたら
同じように
風に乗った君に出会った


 

詩が添えられたと言いましたが、
詩の、物語のワンシーンを切り取った絵と言った方が良いかも知れませんね。

20160921-22 (34).jpg20160921-22 (41).jpg20160921-22 (38).jpg鮮やかな絵や、これから訪れる秋の絵、冬の絵も温かく優しい気持ちにしてくれる米倉さんのキルトアート
ぜひその質感や香りまでも感じにいらして下さい!(本間)


DSC_6721.jpg














20160921-22 (27).jpg








法嶋二郎・米倉健史
木工家具と染布の風景画二人展
9月22日(木)~9月28日(水) 
最終日は午後5時までとなります

最新のお知らせ

月別のお知らせ