ステージだより

2015年10月30日
"風景に愛を込めてブライアンの目"ブライアン ウイリアムズ絵画展

雑木林の紅葉も後半の輝きを放っているこの頃、森の中のステージでは、素晴らしい展覧会が始まりました!

南米ペルーで生まれ育ち、16歳で渡米した青年は、その時から画家になる事を目指し、

22歳の時にリュック1つ背負って、片道切符で日本にやってきました。

そうしてそのまま日本に滞在し、43年目。

そしてなんとこの夏には、お宅の屋根を、藁ぶき屋根になさったとか!!

立派な藁ぶき屋根の写真に、日本人の私たちも、思わず感嘆の声をあげてしまった、こちらの方はと申しますと、

滋賀からやってきて下さった、お人柄もチャーミングな、ブライアン ウイリアムズさんの絵画展覧会のはじまりです!!

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さて、ブライアンさんの作品、何方が描いたか知らずに観た場合、まず驚くのがこの絵を描かれたのが日本人ではないということ。

日本人でさえ忘れてしまった、忘れてしまいそうな、日本の「原風景」、里山の風景が目の前に広がります。

美しいなあ、懐かしいいなぁ、ほっとするなぁ、と日本人が感じる風景を、ブライアンさんは切り取り、描かれます。

"この景色を切り取るんだ!"と観る者をハッとさせる絵にも度々出会います。

一点一点、里山の風景から感じるものは、「季節感」「温度」「匂い」など、こちらの五感に働きかけるものばかりなのです。DSC_5885.jpgDSC_5888.jpgブライアンさんは、日本の原風景を描きながら『"新"原風景』を描き残すことを、今とても大切にし、制作活動をしておられるそうです。


そして、ブライアンさんの絵からは、ご自身が伝えたいと思っていること、

「光」

「空気」

というその場での「臨場感」がそのまま私たちに届きます。

「風景が一面ピンクに染まる一瞬が美しすぎて・・・」

「海に沈みゆく、全身が黄金に染まる夕陽の時間」

「秋晴れの太陽の輝く眩しい瞬間」

「凛とした空気の中での冬の光」などなど、、、どの絵も、その場に自分が立ってるように、

更には、その場で感じるであろう、包み込まれた感動と至福感さえも絵から感じてしまうような作品なのです。

DSC_5883.jpgDSC_5873+1.jpgDSC_5879.jpgDSC_5892.jpg


さて、ブライアンさんの絵の世界の素晴らしさが伝わってきましたでしょうか?

そこで更なる驚きの表現方法をご紹介いたします!

ブライアンさんは、絵を描き表現する際、「直線は自然に反している」

「美しい臨場感は曲線で表現されてるものだ」との思いから、とうとう描くキャンバスを曲面に!絵の形も曲面で表現することをご自身で生みだされました。

人の瞳も「球」で「曲面」でしょう?見えている風景も平面ではないのだから、と、湾曲した木の素材に描かれる絵画は、その名も『曲面絵画』

世界でこのような方法で絵を描いて居られるのは、ブライアンさんだけだと思います。

その臨場感は、ぜひ!会場で感じて頂きたい、不思議の体験なのですよ。

例えばこのダイナミックな闘牛の曲面絵画。

目の前に立つと、右の闘牛の砂が飛んできそうなダイナミックな迫力、頭と頭を突き合わせて闘う凄まじい勢い、そういったものがこの曲面絵画で、より臨場感たっぷりで私たちに届くのです。

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DSC_5841.jpg例えばどの位、曲面かというと・・・

こんな具合に。

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八ヶ岳俱楽部のある、北杜市長坂の風景もこのような「曲面絵画」に。

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他にも曲面絵画から、京都「本法寺」の春夏秋冬4点セットの作品もご覧ください。

「春」DSC_5859.jpg「夏」DSC_5861.jpg「秋」DSC_5862.jpg「冬」DSC_5864.jpg


面絵画の他、水彩画の作品の数々も素晴らしく、出会った人の心を掴んでしまいます。

水彩画はその場で下書き無しで、紙の上で色をつくりながら描いてゆかれるとのこと。

今回私が心魅かれるのは、「冬」の景色

ブライアンさんの冬景色は美しさと凛とした空気を感じさせる、「明るい光」を感じる冬なのです。

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ブライアンさんに、訪ね描く場所はどうやって選びますか?

とお訪ねしてみたら、「むこうから(場所)から選ばれて描く」ことが多いんだよ、とのこと。

"名所"より『名一瞬』に心を惹かれるんだ、と、そしてそれを捉えて描く事を大切にしているとブライアンさん。

出会った一瞬、一瞬の感動を形にしてゆかれるのですね。

また、「絵を描くこと」は、『非科学的な自然の研究』で、小さな自分、小さな己が自然の中でハートで感じて把握をしてゆき、自然といっしょになってゆく事なんだと思う、とのお話でした。

みなさんはブライアンさんの絵を見てどう感じますか?


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秋の終わり、紅葉最終章のステージにて、ぜひ「ブライアンの目」を通して描かれた景色を体感しにいらして下さいませ。

(中村)

『風景に愛を込めて~ ブライアンの目

曲面絵画、油彩、水彩画展」

10月30日(金)~11月5日(木)

10:00~19:00

※最終日は午後5時までとなっております。

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