柳生直子 森からのたより

2017年7月23日
教えて、森の達人さん!

八ヶ岳倶楽部には、お客様としてや、外部のスタッフなど、沢山の方々が訪れます。

その中には、「森の達人」と呼ばれるような方々もいらっしゃり、お話を伺ってみると、いろんな世界が広がり、楽しくなります。

せっかくなので、そんな機会があった時には、ここでご紹介させていただくことにしました!


今回の達人さんは、日本野鳥の会 瀬古さんと 富岡さんのお二人です。八ヶ岳倶楽部で、野鳥の会のブースを2日間出店するために、1年振りに来られました。

(女性スタッフ2名の方とともに)

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鳥について、達人のお二人に、こんなシンプルな質問をぶつけてみました。                                                                                                    

私 「・・・・鳥って、どうして鳴くのでしょうか?」

(写真 キビタキ)  (今回の鳥の写真提供:市川 進さん(ペンション・あるびおん オーナー)

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「その質問は、よく子供にされました(笑) じゃあ、反対に聞くけど、あなたはどうして話すのですか? 鳥も人間と同じです。人間と同じで伝達手段に使っています。」

「タンチョウの場合は、8パターンあるとされています。そして、研究が進んで、シジュウカラの鳴き方からは、文法みたいなものがあるということが分かってきたのですよ。たとえば、『カラスがきたよ!』と親鳥が知らせると、子供は姿勢を低くします。『蛇が来たよ!』と言う時は、みんな外へ逃げます。鳴き方で知らせているようなのです。方言もあって、キジなんかは、地方によって鳴き方の波長が違うということもあります。」

私「じゃあ、将来シジュウカラの文法が解明できて、こちらが意図的に発信出来たら、シジュウカラと会話することも夢じゃないということですね!?」

「そういうことです!」


私「じゃあ、いまの季節、ホトトギスが夕方から夜に鳴きますが、なぜ夜に鳴くのでしょう?」                                                        (ホトトギス 成鳥)

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「オオジシギなんかもずっと夜じゅう鳴いています。基本的に、昼間に鳴くのと同じで、別のオスに対して入ってくるなよという警戒音をだして自分のなわばりを主張していること、またははラブコールだったりします。」

「北海道では、季節の変わり目が7月21日頃で、それ以降はめっきり鳴かなくなり、元居た場所へ戻る準備に入ります。」                                                                

          (ホトトギス 幼鳥)

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私 「この間巣立った幼鳥も、もう飛んで帰るのですか?」

「いえ、成鳥だけ帰ります。子どもたちは、単体で行ったり、子供たちで群を作って行ったりします」

私「え~~~!! 帰る方角は、わかるのですか?? 子供たちだけで??」

「鳥はどうして方角が分かるのか、というと、本能もありますが、地球の磁場、地形、そして星座を見ているといわれています。」


そこへ、うちの柳生じいじが登場。

「じいじに、こう教えてくれた人がいたぞ。『鳥は、北斗七星を見ながら飛ぶんだ』と。ちょっと出来過ぎだと思うんだが、ホントにそうなんだと思う」

このあとは、ジョウビタキは小渕沢で留鳥になっているようだとか、オオルリをどこそこで見た!とか、鳥談義に花が咲きました。

今回写真を提供してくださった市川さんも、合間に会話に入ってくださり、楽しい時間でした。 

 いつか、、、この市川さんにもお話伺いたいと思います!                                                                                                      

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