ギャラリーだより
暑さも和らぎ、初秋を感じさせる心地の良い風が雑木林をそよぎ始めました。
そんな中森の中のギャラリーでは、ステージの6月個展に引き継ぎ"もりのわ工房"
渡辺保男さん・仁芳子さんご夫妻の【森のガラスとジュエリー展】が本日からスタート致しました。
森の中に住まわれているお二人は、自然からのインスピレーションを多いに受け日々創作活動をされているそうです。
ギャラリーで年間を通してご案内させて頂いております"トロリネックレス"などのアクセサリーでお馴染み
奥様・仁芳子さんのガラスジュエリーは女性なら誰しもが魅了されてしまうような美麗なものばかり・・・
今回は保男さんとの合作で仕上げたジュエリーが豊富に展示されており、どう身につけようかしら♪と想像が膨らんじゃいます。
お二人が住む森でハラハラと空から舞い降りて来たカエデ種を表現されています。
カエデの彫金に添うガラスにも仁芳子さんらしい一工夫。キリっと緻密に形を整えた青。
それに反してガラスが割れた時のシェル状をあえて用いた赤。
カラーだけでなく形状まで異なるとは、ため息ものです。
アクセサリーは勿論、グラスなどの食器も創作される仁芳子さん。
人気の【旅する魚シリーズ】も沢山ございます。
その他にもネックレス・リング・ピアス・イヤリング・ブローチなど
仁芳子さんのお人柄のような柔らかく生活に優しく寄り添ってくれる、そんな魅力的な作品が多数ございます。
そして、旦那様の保男さんの鍛金ジュエリーは身に付けることで人の美しさを引き出し、より魅せてくれるような作品が並びます。
こちらは南洋バロック真珠の自然が作り上げる造形美を生かし仕上げたブレスレットと、
一つ一つ金板を叩き出し留め具部分を見せずナチュラル且つ洗練されたデザインのブレスレット。
指輪も母岩から採取したそのままの形状を生かしたメキシコオパールを贅沢に・・。
全て素材の良さを考え引き立てながらファッショナブル。
保男さんの感性と技術が輝る作品です。
色あいをうつしこみ、人を引き立たせながらも存在感を放つ定番で人気が高いシルバーアクセサリーも必見です。
カジュアルからフォーマルと幅ひろくお使い頂けます。
また、ご自宅に眠っているジュエリーもリメイクしてくださいます。お気軽にご相談ください。
スウェーデンの[GRAAL]という絵付けの技法を用いた珍しい作品です。
お二人の絆が創造し織り成す逸品。なんと素敵なことでしょう・・・
頭のトップ部分にお持ちのジュエリーで装飾することも可能だそうです。
もりのわ 森のジュエリーとガラス展は8月26日(金)~9月1日(木)まで開催致します。
会期中は毎日作家本人が会場におります。作家とゆったり秋の装い話に花を咲かせませんか?
お待ちしております
夏休みもいよいよ終盤にさしかかりました。
陽射しは強く暑い日々が続いておりますが、雑木林の中はとても涼しげな風が吹き抜けています。
そんな中森のギャラリーでは、ステージの「職人の仕事展」と同時開催でトンボ玉作家 赤木雄一さんの展示が始まりました。
紀元前1500年から現代に至るまで、とても長い歴史を持つトンボ玉。
トンボの目の様に見える事からその名が付けられました。
赤木さんがトンボ玉と出会ったのはアフリカのガーナ。
青年海外協力隊として派遣された際、原住民の方が代々受け継いで身に付けている姿に感銘を受け、トンボ玉作家になる道を進みました。
可愛らしい小ぶりなネックレスです。
はっきりとした美しい色でぱっと目を引く、ワンポイントのアクセサリーとしてオススメです。
よく見ると花びらが一枚一枚層になり、小さい玉の中に奥行き感がうまれています。
トンボ玉はその繊細さから「小宇宙」とも表現されます。
とんぼ玉と天然石の組み合わせで、一点一点見た目が違います。
とても高級感のある作品に仕上がっています。
犬・ネコ・パンダ・カエルなど...
非常に繊細なとんぼ玉作りを、是非ご家族皆様でご覧ください。
長い梅雨が明けたと思ったら猛烈な暑さの日が続いております。
残暑お見舞い申し上げます・・・
ここ八ヶ岳高原南麓にある森の中のギャラリーでは、世界でただ一人だけの技法でジャズプレイヤーを表現する徳持耕一郎さんの展覧会がスタートしました。
鉄筋彫刻とは・・数種類の鉄筋を使い、まるで空中に絵を描くような技法です。
「テナーマンK4」
あえて全ての線を描かない事により、プレイヤーがまるで演奏している姿を想像してしまいます。
角度によって見え方も変わり、背景に映る影も魅力的です。
「女性ボーカリストK2」
等身大の作品も。
写真左:テナーマンK6 写真右:バイオリニストT3
ニューヨークでジャズに出会い、それ以来国内外のライブでスケッチを始めた徳持さん。
日野皓正さんが好きすぎて、ツアードライバーを勤めた事もあるそうです。
最初はそのスケッチを元に銅版を制作していました。
銅版画を始めて10年経った頃ある会場で個展を開催する際、その会場が広すぎてどうこのスペースを埋めようか・・・と悩んだそうです。
その時「銅版画の中にいるプレイヤー達を外に出してみよう!」とひらめいたのがきっかけでした。
伝説のベーシスト、エディ・ゴメス氏など国内外のプレイヤーからも認められる存在になられました。
こちらはそのゴメス氏をモデルにした銅版画です。
「ベーシストM2」
プレイヤーの表情が背中に出ている徳持さん曰く「うしろ姿シリーズ」
「後ろ向き ソプラノプレーヤー」
ストリングスとは弦楽器を主体とした演奏ですが、その他に「毛糸」という意味もあり、プレイヤーを毛糸でスケッチする様に縫った作品です。
今年の2月にニューヨークで3軒のライブハウスを訪ねて制作された作品です。
ネクストドアというライブハウスでの伝説のプレイヤー、ルー・タバキン氏。
「at Next door」
こちらは今年亡くなったフルーティストのジェレミー・スタイグ氏がモデルの「フルーティストJ3」という作品です。
会期中は毎日作家本人が会場におります。
毎回素敵な出会いがあるこの展覧会。
作品はもちろん徳持さんとのジャズトークが楽しみというファンの方もいらっしゃいます。
高原のギャラリーで開催中の「森の音楽祭」へ是非お越し下さい!
徳持耕一郎作品展は8月12(金)~18日(木)の期間で開催しております。
八ヶ岳倶楽部 ギャラリー担当の荒川です。
毎日、暑い日が続きますね。
夏休みという事もあり、八ヶ岳倶楽部には毎日全国からたくさんのお客様が
ご来店下さっています。そんな中、本日から李慶子さんのガラス展が
スタート致しました。李慶子さんは今年で2回目の展示になります。
李さんは、大阪府に工房をかまえ"無色透明で優しく繊細な雰囲気もありながら
普段使いの出来る器・グラス・花器"など幅広い作品を制作されています。
また、吹きガラスで作品を制作する際必要な設備の溶解炉まで自作されたという李さん。
すごい!!とそのバイタリティーにスタッフも感激しております。
中央:6,000円 左右:3,500円 (作品は全て本体価格の表記となります:税抜)
なんと綺麗な花器でしょう。綺麗な氷山に涼やかにお花が咲いている様です。
左から:L13,000円 中央:M8,000円 右:S5,000円
こちらの作品こそ氷にお花を活けた様です。
左:(大)5,000円 中央:(高)4,500円 右:(低)4,000円
左右"波のグラスS"3,400円 中央"波の水さし"11,000円
素敵なピッチャーですね~。
ワインや冷たいハーブティー・紅茶を入れて頂き
ぜひ食卓を素敵に演出して頂きたいと思います。
お客様はこちらのお皿にどんなお料理を盛り付けますか?
私なら最近マイブームの"冷製レモンパスタ"を盛り付けます。
右"ユリP.B.V"18,000円
サラダ・お素麺・冷製パスタ・フルーツさて何を盛り付けよう?
大分前ですが調理師の仕事をしていた私、李さんの器をみていつも思う事は
和食だけに限らずイタリアンどんなお料理を盛り付けてもきっと
お野菜はもちろん素材本来が持つ美しさをさらに引き立たせてくれる器"
そしてお客様の望むお部屋や食卓の雰囲気作りを手助けしてくれる存在
それが李さんの作品だと思う事です。
無色透明な作品から力強い個性を感じます。
中央"石ころグラス大3,800円
右"石ころロック"4,300円
右"ReciグラスU"5,000円
右"ハートロック"花器 4,600円
雑木林の木漏れ日、ガラスを透過する光 日常使いの器や花入れなどを中心に
今年も展示させて頂きます。夏の涼を感じにぜひお運び下さい。
李慶子
吹きガラス作家 李慶子 ガラス展 2016年8月5日(金)~8月11日(木)まで開催。
最終日は、17:00までの開催となります。
雑木林を吹き抜ける爽やかな風・涼を感じる李慶子さんの
素敵な作品とともに、お客様のご来店を心からお待ち申し上げます。
8月11日(木)~8月15日(月) ギャラリー・ステージ・中庭・桂広場は
9:00にOPEN致します。
ギャラリー担当:荒川