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<マイチェアができるまで・・・6>


田原さんがマイチェアの材料に選んでくださったのは「マホガニ」という木だ。

チーク、ウォールナットと並び世界三大銘木・・・というのは知っている。
そして現在はほとんど手に入れることが出来ない材木ということも。
あまりの素材の良さに乱伐が進み現在ではワシントン条約で伐採、輸出が禁止されているのがその理由。

加工してすぐは「赤みを帯びた淡い茶色」が特徴のこの木。
なんとも柔らかく女性的な印象だ。
それが時間がたつとともに「赤黒くそして力強く」経年変化していく。


その姿が世界中のファンをとりこにしたのだ。

<写真左→30年前のマホガニ作品 写真右→出来立ての作品>

実は30年前に田原さんがつくったマホガニーの椅子が実家にある。
それがなんともいえず深みのある紅茶のような輝きを放っているのだ。
作りたてではその複雑さは分からない。

田原さん曰く「完成してすぐではまだまだ。この木は人間のように時間がたてば経つほど深みが増していくんだよ」と。

そう、マホガニーとは成長する木。

ほとんどの工業生産品は完成した時が一番よい状態だろう。
つまり車もテレビもパソコンも買ったその日から価値が下がっていく。
しかし樹齢100年のマホガニーは家具になって100年後が最高の状態になるのだ。
何ともすばらしい!

そんなマホガニーでマイチェアが作られる・・・
特に貴重なホンジュラス産のマホガニーとのこと!


ところで輸入の出来ないマホガニーをなぜ田原さんが持っていたのか?

実は田原さん、無類の材木好きだ。
作品を制作する以上に(消費する以上に)気になる木♪があるとすぐに買ってしまう。
あと数十年分は制作できるほどの材料を持ってらっしゃるという。

その材料すべてを使い切るには「100何十歳まで生きなければならない!」というのが田原さんの一流のジョークなのだ。

いつの日か使おうと数十年前に買い求め、乾燥し続けていたその板は倉庫の一番奥にあった。

材木の状態ではホコリをかぶり、灰色に変色していたこのマホガニー。
やすりで皮一枚分みがいたとたんに目覚め、そしていきいきと輝いた!

なんとも柔らかで女性的なこの板に僕はあらためて惚れ込んでしまった。

 
まったく・・・すっかり田原さんの魔法にかかってしまっているようだ。

何もかもが僕の頬を緩める。。。

ともかく!

マイチェアは僕と共に育つ「マホガニー」で作られることになったのだ。



2013/1/13 柳生真吾

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