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<マイチェアができるまで・・・2>
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ウェグナーにヤコブセン、コルビジェやフィンユール。
日本が誇るデザイナーでは柳宗理に剣持勇・・・彼らの名作椅子はいつだって僕の憧れだった。
ショップに行っては「検討中ですよん♪」なんて顔をして「試食」ならぬ「試座」を何年も繰り返してきたものだ。
ただ、あくまで「夢」は「夢」・・・
「いつの日かポルシェを!」と同じで現実感はまったくなかった。
しかし「マイチェア」を持とうと決心してからはちょっと僕の目つきも変わっていたのだろう。
家具ショップの店員さんも本気で接客をしてくる。
皮などの貼り地の見本を小脇にかかえ僕に密着だ。
これまで一度もそんなこと無かったのに・・・(>_<)
そんなこんなで時間さえあれば本気の「試座」を僕は繰り返していた。
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あぁ欲しい〜
「フィンユールのチーフティンチェア」〜僕にはチーフ(酋長)の風格など無いのだが憧れの椅子だ。
「ウェグナーのベアチェア」〜何時間でも抱っこされていたいおおらかさ。
「ヤコブセンのエッグチェア」は中でも大いに気に入り、何軒も見に行っては試座・試触・試撫を!
・・・
無数にある椅子の中で特に気になるものは全部で5種類。
すべて見積書をいただき夜な夜な眺めては悩む日が続いた。
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そして僕は決めたのだ!
北欧のデザイナーが手掛けた名作チェアでもなく、シェーカー家具でもなくヴィンテージものでもない。
彫刻家「田原良作さん」にマイチェアを作ってもらうことを決めたのだ!
決め手はいくつか・・・
・世界に一つ、自分だけのフルオーダーの椅子を!
・もう35年も前から僕のことを知ってくださっている!
・3世代は優に使える無垢材の椅子!
・時間と共に木がどんどん良くなっていく!
・田原さんはデザイナーではなく彫刻家だ!
決めたのだ!
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・・・といっても実はまだご本人には言っていない・・・
たった今、決めたのだから(笑)
さてさて、引き受けてくださるのだろうか・・・
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2012/12/17 柳生真吾
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