幻想!?
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熊本にまだいます・・・
空いた時間に熊本テレビのドライバーの森さんが観光に行きますか?と。
「阿蘇の噴火口見たことありますか?」
「ありません」
「行きますか?」
「もちろん!」
正面の山です。
いざ!
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雪道の中8合目くらいまで車で。
そこから山頂まではロープウェイであっという間でした。
確かに下からみたら雲に山頂は隠れていたから寒いかとは思いましたが案の定。
山頂はマイナス7度の強風です。
いやユキも降ってるから「吹雪」か。
うぅ耳がちぎれそうだ・・・
それにちょっと歩いたらすぐにこの看板が目に入りました。
火山ガス・・・
噴火口までここから歩いて200メートル。
大丈夫かなぁ。
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ここが火口!
やっぱり雲というか霧で3分の2は見えませんが、それですごい迫力です!
圧倒的。
なんといっても火口の周囲だけで何キロもあるそうですから。
あんまり見えなかったけど来て良かった。
ん、雲のような、霧のようなものがこっちに近づいてきてるような気がする・・・
と思った瞬間です!!
ぶふょふぉふふぁぁぁああぁ〜
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一気に真っ白の世界に包まれました。
すごい風とユキと寒さと、そして臭い!
すると、ここに見学に来ていた100人くらいの人が一斉に咳き込み始めたのです!
もちろん僕も。
そう、雲のように見えた白い霧は火山ガスだった!
みんな口を押さえて苦しそう。
「やばい!大丈夫か?」
誰もが自分の事をそう思ったんじゃないかな。
幸い1分くらいガスに包まれだけでした。
いや、あせった。
化学兵器!?の苦しさを垣間見ましたよ。
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帰りのロープウェイ。
ちょっと化学兵器にやられて旅行中の子供達もボーっとしています。
が、一人話し始めたら全員(80人くらい)が一斉にしゃべりだしたのです。
「いやぁすごかったよな!」「まいった」「信じられないぜ」
みたいな内容だと思うのだけど。
というのは全員が韓国語だったから。
このロープウェイで左下に写っている若い女の子2人と僕、3人以外が全部韓国人だったのにのけぞりました。
自分のまばたきの回数が増えていくのがわかる。
何だか海外旅行に行ってる気分です。
ボーっと夢うつつでこの状況に立ち尽くしていたのは火山ガスのせいだったのか・・・
今でも現実だったかどうかはっきり分からない・・・
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2009/1/14 柳生真吾
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