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今年も咲いた!
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咲きました、咲きました!
僕の庭の南斜面、ところどころ咲いてる!
小さいけどパチッとした花があちことに見えるでしょ。
えっ見えない!?
他に何一つ葉っぱや花がないので、遠くから見てもすぐ分かりました。
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雪割草です!
いい花だよなぁ。
この花には特別な思いがあるのです。
趣味の園芸のテキストでこの3月まで連載をしています。
「柳生真吾のこの花を語ろう!」
3月号がこの花「雪割草」を取り上げました。
すっごく簡単に要約すると・・・。
僕は雪割草のどこが好きなのだろうか?
人間の顔がみんな違うように、雪割草の花も何故か全部違って咲くのです。
そこがいい。
まるでもう一つ僕の夢中になっている花、クリスマスローズと同じですね。
(どちらもキンポウゲ科)
そして春の一番早い時期に咲くところ。
まさに「雪を割って」出てくる。
この雪割草の周りだけ雪が早く解けるのは、僕の春の7不思議の一つ。
体温があるのだろうか・・・。
とくに冬の長い地方の人には春一番の花は特別なのです。
そんな魅力一杯の花を庭に植えたいと僕が思ったのは当然のことでした。
もともと八ヶ岳に自生はしていません。
趣味の園芸で可愛がって頂いている、新潟に住む雪割草の育種家の方から分けていただいて、少しずつ毎年挑戦していました。
何年と・・・。
しかしことごとく八ヶ岳の冬の寒さで枯れてしまいました。
失敗です。
ところが、なんと昨年の春!厳しい冬を越して小さなその花が咲いたのです。
うれしくてうれしくて。
早春の陽だまりの中、雪割草のかたわらで写真を撮りまくっていました。
そして花と一緒になって青空を仰ぎ見て気がついたこと。
「冬が暖かくなっている・・・」
そう、喜んでばかりいられなかったのです。
僕が、生まれて初めて心の底から「温暖化」を体験した出来事でした。
温暖化はテレビの中の世界ではなく、地球の裏側の出来事でもありません。
僕の庭にも迫っていたのでした。
といった内容。
(ゴメン、要約してとかいってすごい長い・・・。)
その雪割草が今年も冬を越しました。
しかも昨年より立派になって・・・。
暖かくなっています・・・。
喜んでいいのやら。
なんとも複雑な春です。
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2008/3/17 柳生真吾
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