蘭ミュージアムでロケ
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2007,1,17
山梨県の我が家から1時間半、長野県高森町に行ってきました。ここには「蘭ミュージアム・高森」があります。
良かった!
もちろん仕事です。
もう2月の恒例行事ですね。東京ドームの「世界ラン展 日本大賞2007」。その生中継が今年も2月24日の15時からBS−2でやるんですが、その放送の中で紹介するVTRのロケです。
昨年は沖縄にロケで行かせてもらって「やった!」と言う感じでした。普段海のないところに住んでますからね。
ところが今年は雪の世界から雪の世界へ、なんだ八ヶ岳と変わらないじゃない、なんて実はちょっとがっかりしていたのが正直なところ・・・。
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目的はズバリ!この方に会いたかったのです。唐澤耕司さん。
ランをやっている方にとってはもう有名すぎる方です。
例えばランに関する本は共著も入れれば40冊出版されています。もちろん日本一!そして昨年、素晴らしい本を出されました。「ランものがたり」全12巻の絵本です。これもまた世界中で類を見ない試みだそう!
なぜこの絵本を出版されたのかがとっても興味が湧いて、ついにテレビのスタッフと共に会いに来てしまった、と言うわけなんです。
子供たちに、生き物の不思議やビックリ、そして感動をランで伝えようと言う熱い熱い想いの唐澤さん。この日は実際に地元の保育園の年長さんたちを呼んでの撮影になりました。果たしてランの話に子供たちはどんな反応を示すんだろう。ちょっとロケ的には心配でもあり、個人的にはワクワクも。
さぁ撮影開始!
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大騒ぎです!!すごいすごい!子供のパワー。
負けていません。唐澤さんも!全員先生の話に集中、注目です。どんどん子供達が引き込まれていくのが分かる。これって簡単そうでなかなか大変なことですよね。
まずはカトレアの花を実際に先生がとってどんどん分解していきました。全部で形の違う花びらが6枚あるのが、きっと子供たちは一生の知識として刻み込まれたことでしょう。みんなで大きな声でカウントしたんです。玉入れの玉を数えるときのように。いーち、にーい、・・・。
次に蜂の模型を出してきました。ブウウーンと飛ばす真似をすれば子供たちは大興奮。
新しいカトレアの花を摘んでその真ん中に蜂を突っ込んだんです。さぁどうなるでしょう!
もぐりこんだ蜂をそっと引き抜くと背中に黄色い花粉が着いているじゃないですか!そう、ランの受粉の仕組みを教えていたんです。しかも保育園の子供たちにですよ!
でも、こんな難しい話がちゃんと伝わっているんだよなぁ。すごいです。
最後に全員に本物のカトレアの花を一輪ずつ先生からプレゼント。指を花に突っ込んで花粉がべっとり着くのを体験してました。
あっ最後じゃなかった!この後画用紙を配って自由に園内でお絵かきタイムです。
あんまり騒いでいるので心配でしたが実際はこの写真のとおり!
どの絵にもランと蜂と花粉と太陽・・・。見事な絵。
台本上は実は僕も書くはずだったんですけど強烈にディレクターに反対をしまして・・・。だって子供の絵にかなうはずないじゃないですか!まぁ勝ち負けではないけど・・・。
でも書かないで正解!子供の絵って全く別の次元にありますよね。ちょっと感動してしまいました。
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どうです、記念写真のみんなのいい顔!
楽しいロケでした。
僕も唐澤さんの絵本、全12巻買っちゃいました。今、東京のホテルで読んでいるところです。これは子供のいる家には絶対お勧めの本。是非問い合わせてみてください。(0265-34-3130)
それに「蘭ミュージアム 高森」いいですよ。蘭だけの植物園としては日本で一番らしいです。まぁ花の良さももちろんですけどこうやっていつも子供達の声が聞こえるっていい!これこそが本当の意味の「植物園」じゃないかなぁっていつも思います。
宣伝しているわけじゃなくって、いいものはいい。いい所はいい!という事で、今日の報告。長くなりました・・・。
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2007/1/17 柳生真吾
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